台湾日本人会

 

<体育厚生部>ラグビ-の活動報告その6

山頂に掲げた旗(2012年11月掲載)

 

8月31日(金)19:00。台北車站にFivewoodsラグビー部の有志11名が集まりました。
この日までの約2ヶ月間、参加者全員が念入りに準備を進め、ようやく実現した雪山登山の初日。
この日が来るのをメンバー皆が心待ちにしていました。
とは言え、本格的な登山経験は(キャプテンを除き)ほとんどなしの素人集団。
この登山が決まった8月最後の週は、台湾を襲った台風14号(テンビン)の影響で、実は直前まで入山許可が下りずにやきもきしていましたが、皆の思いが叶い実現したのでした。


初日、台北車站を出発し一路大水池登山口までバスで向かいますが、道中少しとヒヤリとする場面がありました。実はこの台風のせいで登山口付近の道路が数十ヶ所に渡り、土砂崩れや川岸道路の片側が崩壊している所があり、見るもおぞましい状況になっていました。これに巻き込まれていれば命は無かったろうと思うほど酷い有様でした。皆、不安な思いで登山口に到着したと思います。ですがその後は次第に富士山より高い雪山(台湾では2番目に高い山です)に登る意欲が漲っていたと思います。 この登山口の標高は2,400m地点。私は、既に高山病に掛かり始めていました。高山病は初体験ですが、この先最後まで、登山を終えてこの登山口にまた戻ってくるまで、この高山病と付き合うことになりました。私の場合の症状は、軽度の頭痛と肩こりが続くような感じでした。


登山口到着後、直ぐに七卡山荘までの2Kmの道のりを夜間登山します。皆、両手にストックを持ち、頭にはヘッドライト。これって今回参加した殆どの人が初体験です。普通の夜道ではなく、ライトがなければ真っ暗な山岳路を歩く訳ですから、非常に面白い体験でした。但し、この日は満月であったことから、月明かりが道を照らしてくれたお陰で、歩くのはやや簡単であったかも知 れません。然しながらこれはきっと一人では出来ないな。。。。と、後で思いました。


登山開始直後にハプニングが発生しました。メンバー一人の5年越しの登山靴が見るも無残な姿に。。。靴底が抜けてしまいペラペラの状態になってしまったのです。しかも両方とも。ここで冷静に状況説明しますと、標高3,886mという富士山より高い山(全工程約22km)に登り始め、ほんの数キロ歩き出した直後の話です。用意周到に準備を進めて来てましたので、装備は万端でしたが、登山靴が壊れるというのは、本人も想定外の事だったと思います。ここで普通なら諦めて登山を断念するのが本来の心情なのだと思うのですが、でもメンバー全員がなんとかして続行しようという決意でした。応急処置として靴にテーピングを施し「良し、それじゃ出発!!」という結構軽めの乗りでしたが、この先、途中で断念する可能性もありうることを理解しながらの事でした。 このエピソードは、後々も皆が持っている縛れる物を出しつくして、なんとか乗り切ることが出来ました。ある意味一番凄いと感じたのは、この靴で最後まで登りきってしまったご本人だったと思います。 

2日目、早朝から山頂を目指してひたすら登りますが、この日は未だ7合目までです。道中、本当に綺麗な山々と木々に囲まれた大自然の中を突き進んで行きます。途中で今まで見たことがない蝶を発見したり全てが初体験。台湾の中央山脈は、なんて綺麗なんでしょう。メンバーとの楽しい会話の中、感動の連発でした。

3日目、この日は夜中の3時ごろから登山を開始します。目指す頂上到着時刻は朝の6時。ご来光に合わせての出発です。
前日の夜は、翌日は山頂という期待感が増し興奮冷めやらず、皆、熟睡出来ていなかったと思います。
ですが、皆、疲労を感じることなど一切無く出発。ここから先は途中で少し急な岩肌の斜面を登らなければならないところがあったりと、慣れない夜間登山で安全面にも意識を高めながら進み続けます。登るにつれて段々と夜が明けて来て、森林限界を超えるとそこはもう山頂付近。

雪山の山頂付近は独特の地形を形作っています。聞くところによりますと、カールと呼ばれる地形で、一万年ほど前までの氷河期に形成された地形なんだそうです。山頂部に降り積もった雪が氷となり斜面を流れ落ちた時に岩肌を削り凹状の形になるのだそうです。

我々は山頂を目の前にしてご来光を迎えました。皆が夫々の思いを込めてご来光を拝み、そしてまた山頂を目指し最後の数十メートルを一気に駆け上りました。最後の登頂付近は空気が薄いのを感じながらも、皆、テンションが高まり、足早になっていたと思います。途中、私は若手に先を譲りましたが、ついて行くのが必死でした。

山頂到着!!晴天の下、360度見渡す限り素晴らしい絶景が広がっていました。登りきった時に感じる達成感。素晴らしい感動です。山頂で掲げるためのFivewoodsの旗をメンバーが持参していました。この旗の下で皆が夫々の思いで満面の笑みを浮かべて写真撮影。全てが最高の瞬間でした。

山頂では、同じく登山をしていた台湾人の若い子たちとも一緒に記念撮影。その後、朝食として用意してきたカップ麺を食べて、心もお腹も満足した後、今度はここまでの行程を一気に戻ります。

登りと比べて下りの方が足に負担が掛かることから、下りの方が辛いとよく言われています。今まで私は簡単なトレッキングを何回か経験していますが、はっきり言って下りの方が楽だと思っていました。ですが約11キロの帰り道をひたすら下ると、下りの方がきついことをつくづく実感。結論、下りの方が辛いです。


今回の登山は、夜に多少雨は降りましたが、登山中に雨に見舞われることはなく、晴天の中で美しい山々を見渡しながら無事に登山を終えることが出来ました。

最後に、台湾の高い山を登る際には必ず案内人とポーターさんが付くのですが、今回の雪山を案内してくれた方は、30代前半の若い女性の方でした。雪山の登山経験は既に300回。多い時は週3回程、仕事で山に登るそうです。 我々との雪山登山の後、翌日また山に登ると言ってましたが、聞くと台東の3,600m級の山に登るのだそうです。凄いとしか言い様がありませんが、因みに彼女が登山に履いて来た靴は、無名ブランドと思われる可愛い熊ちゃんマークの長靴でした。これもまた凄いとしか言い様がありませんでした。

今回、Fivewoodsメンバー11名で登山部が結成されました。来年は更に部員を増やして台湾最高峰の玉山登山を計画します。

● 登山メンバーの紹介 (写真:無事に登山を終え登山口にて記念撮影)

(写真左から)
新見 哲也/瀬本 邦博/小川 剛史(キャプテン)/谷野 大樹/高見 誠/本田 圭士郎/

梅玲小姐(案内人)/鎌田 一宏/小島 道彦/鈴木 岳/神坐 高章/東倉 雄三

 

● 雪山登山(全行程)

期間:2012年8月31日(金)~9月2日(日)
【初 日】 

台北車站19:00集合・出発大水池登山口23:30到着装備装着後出発七卡山荘01:50

到着(2K)
【2日目】
七卡山莊09:30出発雪山東峰13:00(標高3,201m)三六九山莊14:25到着(7.1km、

標高3,100m)
【3日目】
三六九山莊02:45出発雪山主峰06:00到着(10.9km、標高3,886m)三六九山莊

10:05到着 登山口15:00到着(途中、宜蘭で夕食)台北車站21:20到着(解散)

FIVEWOODS
 小島道彦

 

山頂に掲げた旗(2012年11月掲載)


更新時間2013-08-08 19:52:01


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